DJアイラの私にハンドル握らせて! aira
Vol.2.

「はぁー、よっぽど仕事してる方が楽だわ」
いつもなら、とっくに夢の中だと言うのに、今日に限って目がパッチリの娘を寝かしつけながら、思わず出るため息。
今日は子供を寝かしつけてから、明日の番組の構成を練って原稿を書こうと予定を組んでいたのに・・・
子供は、そんな母親の焦りを察してなのか、なかなか目を綴じようとしません。逆に、予定が何もなく、面白いテレビもさしてやっていない時に限って、1・2・3でイチコロなのに。

「よーし、いっちょ行きますか」
パジャマ姿だった私は、Tシャツにデニム、足元はベージュのドライビングシューズというラフな格好に着替えて、ガレージから車を出した。
昼間はいくら気温が上がっても、さすがに夜になると半袖ではちょっと寒い。娘にカーディガンを着せ、車のチャイルドシートに乗せる。
いざNIGHT OUT!プジョー405mi16×4は私と娘を乗せて、上品に夜道を駆け抜ける。最新のR&Bを静かに聴きながら、シフトチェンジを楽しむ私。
それは誰にも邪魔されない、私だけのプライベートルーム。
いつもの峠を走りぬけた時には、プジョーの後部座席はすっかりゆりかごと化している。
「さ、帰って仕事でもするか」
小さい寝息をBGMに車をUターンさせ、わが家へと急ぐ。

To be continue・・・
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アイラさん プロフィール

1972年9月27日生まれ。短大時代にモデルの仕事をスタート。
その後OLを経て、テレビのレポーターやイベントの司会を本格的に始める。
1999年FMノースウェーブのオーディションに合格しDJに。2001年1月に長女を出産。産後3ヶ月で復帰し、現在に至る。
レギュラー番組 FMノースウェーブ「Morning Line」水曜日 担当

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